金銭の貸し借りは、友人や家族との間でも行われることがある身近な行為ですが、意外とトラブルの原因になることが少なくありません。特に、口約束で済ませてしまうと、後々のトラブルに発展する可能性が高まります。そこで、金銭貸借契約を結ぶ際に気をつけるべきポイントをご紹介します。

1. 契約書の作成

金銭を貸し借りする際には、必ず契約書を作成することをお勧めします。契約書があることで、貸主と借主の間で取り決めた内容が明確になり、後々の誤解を防ぐことができます。契約書には、金額、返済期限、利息の有無などの基本的な情報を必ず記載しましょう。

2. 利息の設定

法律で定められた範囲内で利息を設定することが重要です。日本では、利息制限法により、利息の上限が定められているため、これを超えると無効になる可能性があります。また、利息を設定することで、貸主のリスクを軽減することができます。

3. 返済期限の明記

返済期限は明確に定め、契約書に記載することが大切です。返済期限があいまいだと、借主が返済を先延ばしにする可能性があります。返済期限を明確にすることで、貸主も借主も計画的に返済を進めることができます。

4. 担保の設定

高額な貸し借りの場合、担保を設定しておくと安心です。担保を設定することで、万が一返済が滞った場合でも、一定の保証を得ることができます。どのような担保を設定するかは、貸主と借主の話し合いで決めると良いでしょう。

5. 法的手続きの確認

万が一トラブルが発生した場合に備えて、法的手続きについても事前に確認しておくことが重要です。法律事務所や専門家に相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。

金銭の貸し借りは、相手との信頼関係が大前提ですが、契約書を交わすことでトラブルを未然に防ぐことができます。これらのポイントを押さえて、安心して金銭貸借契約を結びましょう。法律の知識を持っておくことは、あなた自身を守るためにも非常に重要です。

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保坂 一成
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